住宅型有料老人ホームのクラウド映像監視導入 カメラ台数50台

横浜の本社を構える株式会社YSGホールディングスのグループ会社の1社である株式会社YSナーシング様(神奈川県横浜市)は、笑顔を大切にする介護で、「いつまでも自分らしい暮らしを」支えます。 ナーシングホーム横浜・長者町は、2011年に竣工した住宅型有料老人ホームです。 当施設は介護を受けることができる居室と、健康型一般居室の2タイプを備えています。

導入目的

ナーシングホーム横浜・長者町に設置されていたネットワーク映像監視システムは、映像を保存するハードウェアとネットワークカメラで構成されていました。

しかし、長年使用してきたことでシステムの不具合やシステム運用の効率化の問題が明らかになり、システム更新の検討を始めました。 その際に重視したのは、入居者の安心と安全を守るため「見える化」と「メンテナンスフリー」の二点でした。

そこで、複数のシステムインテグレーターからカメラの入替えや記憶装置の交換などを含めた様々な提案を受けました。そして提案内容を精査した結果、システム更新に当たり使える資産は有効活用することを前提条件として、システムの全権刷新を決定しました。

導入理由

既存システムにおけるハードウェアの経年劣化に対して修復や機器の更新を検討しましたが、今後も発生する機器交換コストがネックとなると判断して、ウェブで対応できるなどの新たなシステム導入を決定しました。

株式会社YSナーシング様は、求める機能と抱える諸問題を解決するソリューションを調べた結果、株式会社TOCCAが提供するイーグルアイネットワークスのクラウド映像監視に注目しました。 イーグルアイネットワークスのクラウド映像監視では解像度や保存期間の選択幅が広く、ソフトウェアのインストールが不要なうえ複数のカメラを一元で管理することができます。 クラウド上にデータ保管ができることでローカルに高額な記憶装置が必要ないことなど、初期コストをおさえランニングコストを重視するのが有益と判断されました。

また、不具合があった際には、株式会社TOCCAおよびイーグルアイネットワークスがフォローアップしてくれるので、ローカルの閉鎖されたシステム環境では自分たちで対応しないといけなかったハードウェア管理といった負担が軽減されます。

導入内容

Eagle Eye Cloud VMS(クラウド映像監視システム)をプラットフォームとして、1UサイズのBridge501が2台、各介護フロアおよびメイン事務エリアにモニター監視用ローカルディスプレイステーションが5台、ミニドーム型4MPカメラが47台、屋外の監視と維持・保全のためのバレット型4MPカメラが3台という構成で導入していただきました。

導入効果

他社にはない多数のカメラの一元管理

クラウド上に映像データを保存することで、現場に記憶装置などの設置が不要となりました。 さらに決定から導入、運用開始の時間・工数までが少なくなりました。

また、他社システムでは困難な多数の4MPカメラを一元管理すること、そして格段に鮮明な映像の保存を実現することができました。

クラウドVMSによる映像管理

クラウドVMSを導入したことで、瞬時に映像の確認ができるようになりました。 また、つまづきや転倒など検知機能によるイベント発生時の映像検索が容易になりました。 さらに直感的・視覚的UIにより、専門知識のないスタッフでも簡単に操作することができるようになりました。

遠隔による対応

導入後において、仮に障害が発生したとしても、遠隔からカメラの死活管理を切り分けたり、遠隔で故障の検知やカメラの再起動ができるようになりました。

YSナーシング様

今後の展望として、これまでのシステムではユーザーID数に制限があったため映像へのアクセス権を運営管理者に限定していましたが、Eagle Eye Cloud VMSでは制限がないことから、今後は権限を一般スタッフに拡大する考えです。
さらに、Eagle Eye Cloud VMSの有する解析機能を使ってどのようなことができるかなども検討していきます。

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